パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

Category: 政治   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

命脈尽きた自民党

 自民党は2005年の総選挙でギャンブル(by麻生首相)勝ちし、悪政の限りを尽くしました。
その結果の大敗といえますが、歴史的にはとっくの昔に自民党は賞味期限切れでした。

グラフをみてください。
自民党議席占有率

1990年代、90年と2005年を除き自民党は議席占有率でも半数に届いていません。
90年代以降の得票率はさらに低い。

90年以降の自民党のコピー

小選挙区で、4割台、比例で3割台です。

本当なら90年代に自民党政権は終わっていたのです。しかし、自民党はそれから10年~15年ほど政権を維持してきました。それを可能にしたのは3つの延命装置があったからです。

 第一は1996年の第41回総選挙から始まった小選挙区制です。

 1996年 39%(得票率)→56%(小選挙区での議席占有率)
 2000年 41% →59%
 2003年 44% →60%
2005年 48% →73%
 2009年 39% →21%

 相対的に第一党なら得票率より15~20ポイントも議席が上積みされる。96年と今回と同じ得票率(39%)なのに96年は56%の議席がえられ、09年は21%しか得られない。はからずも麻生首相が言ったように一か八かのギャンブルなのです。 

 相対的に第一党であった2005年までは自民党ふくらまし粉として小選挙区制は機能したといえるでしょう。最大の問題点は民意が正確に反映されないということです。

 得票率の低下を選挙制度でカバーしてきたのです(実はそれ以前も定数是正をしないということで議席を水増ししてきました)。

 延命装置の第二は公明党です。1999年、自民(小渕首相)、自由(小沢一郎党首)、公明(神崎武法代表)の連立政権を樹立しました。自由党は2000年に政権を離脱し自公政権に。創価学会票で自民党をささえ続けました。

 05年の総選挙では、自民党の小選挙区当選者の86.8%が公明党の推薦を受け、「公明党の推薦がなかったら、多くの選挙区での結果は逆転していた」と冬柴鉄三幹事長(当時)が豪語したほど。

 しかし、年金、医療、介護など社会保障の後退に手を貸してきた事実を覆い隠すことはできません。
「生活を守り抜く」どころか、生活を壊し抜いてきたのです。

自民党は学会票をあてにして、民意を顧みず、公明党は政権にしがみつくために、「平和の党」「福祉の党」の看板を投げ捨てました。

 自民党の延命装置としての機能不全は、公明党そのものの惨敗となったのです。太田明宏代表をはじめ8選挙区で全敗。議席を大幅に減らしました。

 第三の延命装置は、2001年に誕生した小泉政権による「劇場型政治」でした。

 小渕、森と続き、自民党政治ももはやこれまでというときに小泉さんは登場。
「自民党をぶっ壊す」という派手なパフォーマンスは、多くの国民に、腐った国政を変えてくれるかも知れないという幻想を振りまきました。「構造改革」の断行。髪の毛を振り乱しての熱演ぶりに改革の中身を知らずに期待を寄せた国民。2005年の総選挙でも「改革の本丸は郵政民営化」「改革を止めるな」というスローガンは国民を引きつけ、自民圧勝をもたらしました。

 図に乗った自民党は本腰を入れて改憲策動を強め、規制緩和と民営化を軸とする構造改革を押し進めていきました。労働法制の改悪によってワーキングプアが大量に生みだされ、社会保障の削減によって、国民生活の底が抜けていったのです。

自民党は投票日の新聞に全面広告を出しました。大見出しは「日本を壊すな。」です。
笑ってしまいました。「日本を壊してきました。」だろ、と思わずつっこみを入れていました。

あなたのために。この国のために。 
景気を後退させ、日本経済を壊してはいけない。
バラマキ政策で、子どもたちにツケを残してはいけない。
偏った教育の日教組に、子どもたちの将来を任せてはいけない。
特定の労働組合の思想に従う〝偏った政策〟を許してはいけない。
信念なき安保政策で、国民の生命を危機にさらしてはいけない。
…この国を守り抜く決意が、私たち自民党にはあります。


こう脅してきたわけです。しかし、実際はつぎのようだったんじゃあないでしょうか。

景気を後退させ、日本経済を壊してきました。
定額給付金というバラマキ政策で、子どもたちにツケをつくりました。
偏った教科書で子どもたちを教育しようと思っています。
田母神くんのような右翼の思想に従う〝偏った政策〟が好きなんです。
信念なきアメリカ一辺倒の安保政策で、国民の生命を危機にさらしつづけています。
…この国を壊してきた責任なんて、考えたことがありません。


 事実は頑固です。どんな延命装置を使っても、国民に災いしかもたらさない政権は退場するしかない。国民は政権交代を望み、それが実現しました。国民の勝利です。

 次は民主党政権が国民の願いをどれだけ実現できるか、が問われることになるでしょう。 

 
Comments

09 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

アクセスカウンター
本を買うなら
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Archive

RSS