パンとともにバラを

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正確な言葉を使うこと オバマジョリティー 

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( 8月7日の青空。下に写っているのは元広大理学部校舎。被爆建物です)


言葉には力があり、まちがった言葉は運動をまちがった方向へ導きます。

秋葉忠利広島市長が提唱する「オバマジョリティー」。「オバマを多数派に」というオヤジギャグ的造語は、やはりいただけません。

 長崎市で開かれている平和市長会議第7回総会でもオバマジョリティー・キャンペーンを提唱したようですが、その反応はさまざまだったらしい。

 中国新聞によると、フランスのシャワジー・ル・ルワ市のジャン・ジョエル・レマルシャン副市長は「都市のオピニオンリーダーは住民。米大統領ではない」とくぎを刺したそうです。

 また、スペイン・グラノラ市のジョセフ・マヨルラ市長は、「南米や欧州では米国の政治を快く思わない人もいる」と発言。

 オバマ大統領が4月5日のプラハ演説で核兵器廃絶のために「行動する道義的責任」を表明し、それをリードし、始めることはできる」と述べたことはたしかに画期的であり、評価に値します。

 しかし、彼の政策アジェンダでは、「核兵器のない世界というゴールを設定し、それを推進する」と述べたすぐあとに、「核兵器が存在するかぎり強力な抑止力を維持する」という立場を表明しています。

 このことは、プラハ演説での「私はナイーブ(naive)ではない。この目標は速やかには、たぶん私の生きている間には達成できないだろう」ということと結びついているのです。

(※ナイーブは日本語では「繊細」というような意味で肯定的な意味で使われていますが、英語は「浅はか」「だまされやすい」「おろかもの」など否定的な意味で使います)

 もし、オバマ氏が、期待どおりに核廃絶の立場を鮮明した場合はいいでしょう。しかし、核抑止論の方向へ今以上に後退した場合、オバマジョリティーというスローガン(?)はいったいどうなるでしょうか。

 今日(8月9日)、広島市立中央図書館での浅井基文さんの講演を聞いて、よりいっそうその思いを強くしました。

 浅井さんはすでにご自身のホームページにて「オバマ大統領の核兵器廃絶に対する基本認識」という論考を発表しています。

 その基本的な立場を次のように述べています。

 オバマは確かに核兵器廃絶に対して問題意識を深めているし、その方向をさらに深める可能性は持っているけれども、彼における核抑止力に関する伝統的考え方もかなり牢固としたものがあり、今後の彼がどちらの方向に向かって進むかについては、優れて私たちの働きかけが功を奏するかどうかにかかっており、手放しの「オバマ頼み」では核兵器廃絶の展望は開けないだろう、ということ

 きわめて重要な視点だと思います。
 
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 秋葉市長は8月6日の平和宣言を英語で次のように結びました。
We have the power. We have the responsibility. And we are the Obamajority.
Together, we can abolish nuclear weapons. Yes, we can.
(私たちには力があります。私たちには責任があります。そして、私たちはオバマジョリティーです。
力を合せれば核兵器は廃絶できます。絶対にできます。)

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原水禁大会での特別発言では「国際的世論が大切」「私たち自身がオバマ大統領以上にがんばらなければならない」と発言。「21世紀は市民の時代」だとも言いました。

 ですから、秋葉さんはけっして「オバマ頼み」ではない、と思います。
しかし、だからこそ、「オバマを多数派に」というスローガンがいっそう奇異に聞こえるのです。

 現在のところ、オバマ大統領のなかには、核兵器廃絶の立場と核抑止論が併存しており、「核兵器と人類は共存できない」というところまでは行っていない。だからこそ、現在でも評価が分かれているのでしょう。

 アメリカの大統領が核兵器廃絶を口にしたことは、画期的であり、核廃絶の好機が訪れたことは間違いありません。しかし、チャンスをものにできるかどうかは、やはり「国際的世論」であり、それは、アメリカの大統領を世論の中軸に据えるということではありません。

 オバマ氏個人の名前を冠することは、秋葉さんの思いと違った方向に運動をミスリードする危険性が大きい。被爆の実相を地道に知らせ、核兵器と人類は共存できない、廃絶しかないという人を増やす以外に近道はないのです。




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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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