パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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読むことは面白い 伸びろ、広がれ ふくしま文庫

子どもたちの素敵な居場所、ふくしま文庫が30周年を迎えました。30年間でたくさんの子どもたちが、ここで本を読んだり、借りたりしてきました。そして、これからもその取り組みは続いていくことでしょう。

インターネット、スマートフォンなどによって、私たちは手軽に情報を手に入れることができるようになり、本の役割の一部は、これらのものに移りました。しかし、それはあくまで一部でしかありません。

本を読むことは、心のなかに友人、相談相手をつくることです。くじけそうになったとき、『セロ弾きのゴーシュ』のかっこうが「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地ないやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ」と叱咤し、ネクラーソフの「ほらふき船長」は、「つまり、こんなに面白くない事情があっても、頭を使えば、それはわしらの役に立てることができるというものだ」とアドバイスしてくれます。

利点を挙げればきりがありませんが、とどのつまり本を読むのは、「読むこと」そのものが面白いからです。わたしは小学生の頃、全く本を読みませんでしたが、中学校2年の夏休みに変わりました。

大河ドラマ「花神」を観て明治維新に興味を持ち、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を手にしたのです。わが家で唯一エアコンのある部屋で朝から晩まで寝っ転がり、夢中で読みました。1冊読み終わると次の巻を買いに行き、気づくと厚い文庫本8冊を読み終えていたのです。「自分にも本が読めるんだ」と驚いたことを覚えています。それ以来、本を読むことは人生そして仕事の不可欠な一部となりました。

大学生のとき、人生を変えた本と出会いました。中村政則著『労働者と農民』です。明治から大正にかけて、もの言わぬ民衆がたたかう農民、労働者に変わっていく姿をいきいきと描いた歴史書です。「自分もこういうものが書きたい」。それまで教員志望でしたが、歴史研究者をめざし大学院に行くことにしたのです。

大学院には行きましたが、職業としての研究者には、ならなかったというかなれなかったというか…。それでも、つねに目の前にある課題を研究し、考え、行動してきたつもりです。もちろん、その土台にあるのは読書です。優れた先人の知的遺産を学ばずして、未来をつくることはできません。

ふくしま文庫という空間、そして蔵書は、開かれた知的共有財産です。本たちは、ゲラゲラ笑わせてくれたり、しんみり悲しくさせてくれたり、怒りをかきたててくれたりします。困ったときには相談にも乗ってくれます(本も館長さんも)。ふくしま文庫がさらに発展することを期待したいし、広島のほかの地域や全国に広がることを願っています。









(「ふくしま文庫」第104号、2016.3.15)


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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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