パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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浜矩子講演から考えるアホノミクスの向こう側(2)

かけ声だけの「介護離職ゼロ」

では、介護はどうなるのでしょうか。要支援1,2にランク付けされた約100万人の人たちは介護保険の枠から外されてしまいました。介護保険を受給している人の約2割です。「軽度者」と呼ばれているのですが、その実態は「独居、疼痛、めまいなどの症状に加え日常生活も困難。訪問介護の利用でなんとか生活」(88歳)「掃除や風呂掃除もできず援助がないと一人暮らしは難しい」「(87歳)「高度難聴のため意思疎通は筆談。長時間の座位、長距離歩行はできない」(88歳)といった具合(全日本民医連調査)。
自立しろと言われても、生きてゆくことができません。

要支援者にかかる費用は給付全体のわずか5.7%(5133億円)にすぎないにもかかわらず、なぜこういうことをするかというと、これは手始めに過ぎず、段階的に介護保険の対象を減らしていこうと考えているからです。カネだけ払わされて、介護はない。まさに「保険あって介護なし」なのです。そして、介護保険サービスから外れた人たちは地域のボランティア、しろうとの手にゆだねようと考えています。

アベノミクスの「新三本の矢」として「介護離職ゼロ」を掲げていますが、そもそもこれは矢でなくて「的(まと)」。それはともかくとして、介護で仕事を辞めることがないようにするためには、介護施設と介護サービスを充実させることが必要です。しかし、施設は多少は作るが十分にはつくらない。介護報酬は引き下げるので、事業所はどんどん潰れています(グラフ)。

20151008kaigo.jpg


「介護報酬が今年4月から9年ぶりに引き下げられたなか、2015年1-9月の「老人福祉・介護事業」の倒産は57件に達した。9月集計時点ですでに前年の年間件数(54件)を上回り、介護保険法が施行された2000年以降では、過去最悪ペースで推移している。介護職員の深刻な人手不足という難題を抱えながら、業界には厳しい淘汰の波が押し寄せている」(東京商工リサーチ2015年10月08日)

「介護離職ゼロ」は、かけ声だけで具体的な支援策はないに等しい。自助努力が強調され財政支出を抑制。方向転換して、ここにどんと予算をつけることが必要です。

2015年の社会保障給付の総額は116兆円(年金が59兆円、医療が37兆円、介護を含む福祉が21兆円)です。厚労省はこのままでは2025年には141兆円になるので抑制するというのですが、かりに141兆円になったとしても日本経済はびくともしません。このことは、最後にお話ししたいと思います。

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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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