パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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賃労働と資本(6) 体験的古典の修行

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賃金は労働力の価格

問題を解く鍵は、「労働力」という新しい概念を見いだすことにありました。

「経済学者たちが『労働』の生産費だと考えたものは、労働の生産費ではなく、生きた労働者そのものの生産費であった」(45ページ)



労働者が資本家に日々売り続けているものは「労働」ではない。「いや、自分は毎日会社で働いて賃金を受け取っているんだ」というかもしれません。しかし、労働を売っているようにみえて、実は労働は売ることができない。なぜか?労働者は、「労働」という商品を持っていないからです。自分の物でないものを売ることはできない。

労働者は企業に雇われ職場があってこそ、労働することができます。そのことをエンゲルスは「労働者の労働が実際にはじまるときにはこの労働はもう労働者のものでなくなっている」(46ページ)と言っているのです。じゃあ、労働者が持っていて、日々売り渡しているものは何か?

それは働くことのできる能力、ちからなんです。エンゲルスは「将来の労働」という言い方をしています。「将来の労働」を時間ぎめ、一定の作業をする目的で資本家に貸すのです。 労働というのは労働力を発揮し、消費することなのです。

賃金は労働の価値ではなく、労働力の価値であるという点に気づけば問題は簡単に整理されます。労働者は労働力を時間ぎめで売り(ここでは12時間)売り、その対価として3マルクを受け取る。労働者は労働することによって自らが手にする価値(3マルク)以上の価値をつくりだす。労働力商品とは「適当に取り扱えば(「いいかげんに」という意味ではありませんよ。「適切に」の方がいいですね)それ自身がもっている価値より大きな価値」を生むのです。 

 

1日の労働が生む価値-労働力の日価値=剰余価値



ここでは「剰余価値」という言葉は出てきていませんが、マルクスは資本論で、労働(時間)のうち必要労働(時間)を超えて行われる労働(時間)のことを剰余労働(時間)と呼んでいます。必要労働(時間)とは、労働者の賃金相当部分(ここでは6時間=3マルク)。

剰余労働から生み出されるのが剰余価値で、これが資本家の儲けの源泉です。



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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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