パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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Category: ピケティ「21世紀の資本」を読む   Tags: ---

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格差の拡大は運命ではない ピケティ『21世紀の資本』を読む(2)

150115_2004~01 (1)

資本所得への課税と累進課税

ピケティは、長期的な傾向としては格差が拡大すると言いつつ、20世紀には格差が縮小したと指摘しています。これはピケティの大切な視点です。

格差が縮まった第一の要因は資本所得への課税です。配当、利子、利潤など企業の儲けに対して税金をかけるようになりました。第二には累進(るいしん)課税です。累進課税とはグラフにあるように所得が多くなるほど税率が高くなる税制のしくみです。お金のあるところから税金を取るということですね。

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所得の再分配と社会権

第三は、社会保障による「所得の再分配」です。累進課税によって高所得者から税収を得、それを格差を縮小するために使うことを「所得の再分配」といいます。教育、医療、年金、雇用保険、公的扶助(生活保護)などを公的責任で実施し、人びとの暮らしを支えることです。「ゆりかごから墓場まで」という言葉で有名な、イギリスのベヴァリッジ報告が第二次世界大戦中につくられ、20世紀後半、社会保障は世界に広がりました。

ピケティはまた、「現代の所得再分配は社会権に基づいている」と言っています。社会権とは人間らしく生きる権利や教育を受ける権利などのこと。この社会権によって「所得の再分配」は裏書きされたのです。

労働者の権利とたたかい

残念ながら、労働者の権利とたたかいについてピケティは触れていません。第1次世界大戦が終わり、国際連盟とともにILO(国際労働機関)が設立され、労働者の権利が国際的に認められていきます。労働者がよりよい労働条件をかちとる権利を手にし、たたかったことが格差を縮小したもう一つの要因だったことをつけ加えておきたいと思います。

**********
(1)資本主義は格差を広げる
(2)格差の拡大は運命ではない
(3)格差を縮めるための処方箋
(4)ピケティとアベノミクス



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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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