パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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フォイエルバッハ論(20) 体験的・古典の修行

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●ブルジョアジーとプロレタリアートとの闘争

つぎに「ブルジョアジーとプロレタリアートとの闘争」です。「いまではすでに大工業が、……ブルジョア的生産秩序と衝突するに至っている」(128ページ)。

「ブルジョアジーとプロレタリアートはいずれも、経済的諸関係の変化、もっと正確にいえば生産様式の変化によって成立した」(127ページ)。衝突の原因は、労働者の頭のなか、資本家の頭のなかにあるのではなく、それぞれの存在形態のありよう、「経済的利害」の反映なのです。

 「過剰生産と大衆の貧困、これらはいずれも一方が他方の原因ともなっている。これこそ、大工業が陥る馬鹿げた矛盾」(128ページ)です。



いまの日本社会がまさにこの馬鹿げた矛盾に陥っています。大企業の内部留保が増える一方で労働者の賃金は減少しています。この矛盾を解消するためには賃上げをし、社会保障を充実することが必要です。日本経済を動かす力の6割が個人消費で、ここを温めることが日本経済全体の発展をもたらすのです。しかし、労働者、国民のたたかいがさらに大きくならない限り、この馬鹿げた矛盾から抜け出すことができません。

●生産力を生産様式の変更によって解放する

大工業が陥る馬鹿げた矛盾を根本的に克服するためには「生産諸力を生産様式の変更によって解放すること」(128ページ)が必要です。「生産様式の変更」とは資本主義的生産様式を変えるということ。「生産力を資本という性質から解放し、社会的生産力として」用いるのです(『空想から科学へ』101-2ページ)。資本としての性質を解放するとは利潤追求のための生産をやめ、人びとの共同のための生産に変えることです。

このような生産様式の変更は社会全体のあり方を根本的に変えます。それは、「各人の自由な発展が万人の自由な発展の条件であるようなひとつな共同社会」であり(『共産党宣言』76ページ)「各個人の完全な自由を根本原理とする、より高い社会形態」(『資本論』新日本新書④1016ページ)です。

注意すべきは、この「生産様式の変更」は資本主義のなかで発展した以下のような要素を土台としてなしとげられるということです。

 「労働過程の協業的形態、科学の意識的な技術的応用、土地の計画的利用、共同的にのみ使用される労働手段の転化、結合された社会的な労働の生産手段としてのその使用による生産手段の節約、世界市場のなかへのすべての国民の編入」(『資本論』④1306ページ)。



変更するといっても、全面否定するのではなく、資本主義時代の成果を引き継ぎ、発展させるのです。未来社会は資本主義社会のなかに孕まれているんですね。

●経済の領域こそ決定的

「少なくとも近代史において証明されているのは、すべての政治闘争は階級闘争であり、諸階級のすべての解放闘争は、必然的に政治的な形態をとる--というのはどの階級闘争も政治的闘争だからである--にもかかわらず、最終的には経済的解放を中心におこなわれている」(129ページ)。

階級闘争は、政治的なたたかいという形をとるが、最終的には経済的な解放をめざす。経済的な解放とは、資本主義的な生産様式を改めるということです。 エンゲルスは、「国家、政治体制は従属的なものであり、市民社会という経済的諸関連の領域こそ決定的な要素なのである」(130ページ)といいます。そして、「近代史においては国家意志が全体として、市民社会における諸欲求の変動によって、いずれの階級が優位を占めるかのの状況によって、究極においては生産諸力と交換諸関係の発展によって、規定される」(同)

今日では、政治体制が経済的なものに従属しているということは、はっきりしています。なにしろ、経団連という大企業の集合体が露骨に政治へ介入しているからです。消費増税に法人減税、労働法制の改悪・解体など財界の要求がそのまま政治の舞台へあがっているでしょう。






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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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