パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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労働組合 どうたたかうのか(3)

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団体交渉とストライキをどうやって成功させるか

 団体交渉もストライキを含む団体行動も憲法28条に認められている大切な人権であり、それを行使することは当然のことです。団体交渉は、労使対等の原則に立って、労働者が要求を実現するてだての一つ。労基法第2条に「労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきもの」とあり、団体交渉が、その場なのです。労働者にかかわる問題はなんでも交渉議題にすることができます。

◆団体交渉の3つのポイント

①たくさんの組合員に支えられた団交を

経営者が、組合の要求に応えた回答をだすかどうかの判断基準は「この要求を飲まなければ、経営上さまざまな問題を引き起こす」と考えるかどうかにあります。労働者が会社の指揮命令にしたがってくれてこそ、企業は成り立っているからです。ですから、会社が「一部幹部だけの運動で、職場は全然盛り上がっていない」と判断すれば、要求は前進しません。

ですから、ていねいな職場討議が団体交渉成功の最大の秘訣なのです。言葉のうえでは同じ内容の要求であっても、職場討議が不十分なまま、シャンシャンで決められたものと、じっくり丁寧に職場討議をしたものでは、その要求の持つ力は雲泥の差があります。みんなが職場討議を通じて、なんとしても前進させたい、かちとりたいと強く願うことが重要。職場で練りあげられた要求は、それ自体大きなたたかう力をもっているのです。

そして、団交の場では、交渉メンバー全員が発言するようにします。委員長と書記長しか発言しないということは、「これはみんなの要求になっていない」と足下をみられます。交渉メンバーが限定されない場合は、できるだけたくさんの組合員を集めること。数は力。そしてみんなこぞって自分の言葉で語る。これがいいんですね。

団体交渉を成功させる基本はどれだけ職場の力を引き出すかにかかっています。

②要求の大義を全面に押しだす

交渉のあり方としては、自分たちの掲げた要求の正当性を骨太に語ること。このときに、職場討議のために準備してきたアンケートや調査、経営・情勢分析が役に立ちます。データと労働者と家族のナマの声で裏づける。一部の人にしか分からない言葉を使って交渉する人がいますが、それはよくありません。後にいる(あるいは別室で待機している)労働者に分かる言葉で語るのです。自分たちの要求の正当性と、それを受け入れない経営者の不当性が浮きぼりになるように。そうすれば、労働者はますます自分たちの要求に確信をもち、それがたたかう力になります。経営者を説得するのではなく、後にいる労働者を説得するように語ることが大切です。
 
③労働協約を結ぶ

団体交渉をへて、労使が合意した文書のことを「労働協約」といいます。労働条件にかかわるものとして、憲法、法令、労働協約、就業規則、労働契約、業務命令がありますが、労働協約は、憲法と法令のつぎに効力をもっているのです。それは、業務命令が会社が一方的に決めるものであるのに対して、労働協約は労使対等の立場で結ばれているからです。

よりよい労働協約をかちとれば、賃金も労働条件もよくすることができます。練った要求をぶつけ、前進的な回答を得たときに、かならず、協約化しましょう。難しく考える必要はありません。 春闘で妥結したときに署名捺印した文書を取り交わしますが、これも立派な労働協約。書面にして、両当事者が署名または記名捺印すれば効力を発します(労組法14条)。

◆ストライキの3つのポイント

要求が団体交渉によって実現しなくても、あきらめる必要はありません。団体行動権を行使してたたかう道が残っています。労働組合のたたかい方には、デモや集会、署名、宣伝、国会や自治体への請願などがあります。みんなで知恵を出しあって、参加して楽しい運動をつくってみあせんか。 ストライキは、無数の敗北のなかからあみだした労働者のたたかい方の王道です。

残念ながら今日の日本は、世界のなかでストライキの少ない国になっています。労働者が不当な攻撃をはね返せない原因がここにあるんですね。ストライキは、仕事を放棄(「労働力の一時売止め」)して、企業の儲けに打撃を与えることです。もちろん、労働者も賃金を失います。

企業は、儲からないこと、儲けが減ることをもっともおそれています。ですから、ストライキをかまえてたたかうことが大切。ストをかまえてこそ、団体交渉も力を発揮します。
 
①全員参加型のストライキを

 ストライキにおいても組合民主主義を発揮することが大切。全員参加型の運動です。決起大会を開く、職場討議をさらにすすめる、寄せがきをつくる、学習会を開催する、映画やビデオ、DVD(全労連がつくった「いまそこにあるユニオン」など)の上映会する、といったことをストライキ中にやるのです。
 
②世論を味方につける

ストライキを成功させるためには、世論を味方につけなくてはなりません。組合の主張はもっともであり、それを聞かない経営者がいかに不当であるのかを明らかにすること。これを怠ると「スト迷惑論」で足をすくわれます。すべての労働者が「人間らしく生き、働くこと」。そのためにたたかっているのだということを正々堂々と宣伝し、主張しましょう。

③たたかう意気込みと連帯を広げる

 不当な仕打ちには黙っていない。「あきらめるのではなく、ともにたたかおう」という呼びかけが大切です。いま、正規と非正規、公務員と民間労働者といった具合に、労働者は分断され、反目するようにし向けられています。この分断攻撃を乗りこえて連帯を広げること。ストライキはそういう意気込みを伝えるもっともよい手段であり、メッセージなのです。

(「学習の友」春闘別冊に掲載。2007年)
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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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