パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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日本近代文学会 「問い直す〈愛国〉」に参加して

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日本近代文学会秋季大会。特集テーマが「問い直す〈愛国〉」で、報告者の一人が小熊英二さん。そんでもって会場は広島大学ということで参加しました。

門外漢なので目が白黒。まずタイトルが理解できない。「対抗記念碑と記憶」「愛国的無関心とジェンダー」。対抗記念碑って何?政治的無関心なら知っているけど「愛国的無関心」って??

対抗記念碑については、テッサ・モーリス・スズキの『批判的想像力のために』に出ているようなので、報告で紹介されていた他のいくつかの書籍とともにブラック書店Aに注文しました。

 「愛国的無関心と……」は、ネット右翼、ヘイトスピーチに参加する女性たちの実像にたくさんの文献を通じて迫ったもので、個々の話はそれなりに理解できました。

畏友が「ネットや街頭デモでの女性によるヘイト・スピーチとは、つまり、「フェミナイズドされた愛国の語り」なのであって、女や子どもが愛国言説の言表主体となる時代がすなわち総力戦の時代であるならば、われわれはもはやすでに総力戦の時代を生きているのである」とズバッと整理してくれ、それなら分かる分かる、そうか、総力戦なんだね。報告者もそこまでいってくれたらよかったのにと。

小熊さんがネット右翼をどうみるかという質問に答えた内容が実に面白かったです。

①なんであんなこと(ネットで書きたてること)をするのかが分からない。ヨーロッパのネオナチは、実力行使。だいたいネットでなされていることのほとんどが「昼飯に**を食った」というような、どうでもいいことが多い。

②彼らの言っていることは究極のクリシェ(紋切り)。決まったことしか言わない。ツイッターで一番多かった書き込みは「バルス」。天空の城ラピュタの再放送に合わせて全国一斉につぶやく。みんなで同じサークルに入っているという一体感が喜び、だそうだ(調べたところ、バルス祭りというらしい。秒間14万3199投稿だと)。

③彼らのやっていることに深い意味はない。新聞は読まないし、あまり考えたくない人たち。定型句(クリシェ)を繰り返しているだけなので、説得などできようもない。

④「そんなことして何が面白いの?」と聞きたい。

⑤クリシェから抜け出すのが文学であり、ネット右翼の言説は究極の反文学といえる。

⑥彼らは、かまってほしくてしょうがない。反論が来ることを待っている。しかも相手の話はまったくきかない。定型句を繰り返すばかりだ。
 
⑦ネット右翼とは、なにか「固定的な担い手」というより、「言説のあり方」である。夜中にパソコンに向かい、苛立っているとああいうことが書きたくなるもの。日本はよほど抑圧されている国なのだなと思う。」

ボクもネット右翼は対話とか説得の対象になるとは思いませんね。大切なのはアンケートなどで「分からない」と回答する人たち。この人たちは対立する見解があるとその中間を取ろうとする。右がどんどん右に突出してゆけば、中間点もどんどん右へ行きます。私たちが対話し、理解と納得をえることが必要なのはこの層。「分からない」と答える人たちにどう「分かって」もらうのか。言葉の持つ力がためされます。

もっと勉強せんとあかん、たまには自分の専門以外も覗いてみるのはいい(しかし、自然科学はちょっと無理)と思った日本近代文学会大会でした。
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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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