パンとともにバラを

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フォイエルバッハ論(1) 体験的・古典の修行

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バイエルン州出身。ハイデルベルク大学とベルリン大学で神学を学ぶが、ヘーゲルに感化されて哲学へ転向。やがてヘーゲルからも離れて独自の思想を構築する。1841年出版の主著「キリスト教の本質」において、唯物論的な人間学を確立するとともに、キリスト教を徹底的に批判。自らは政治運動に関わらなかったが、マルクスらの史的唯物論に大きな影響を与えた。

                     ページ数は大月ビギナーズ版

●『フォイエルバッハ論』とは

さて、今回から『フォイエルバッハ論』について読んでいきましょう。ビギナーズ版は「フォイエルバッハ・テーゼ」から始まっていますが、ここではオーソドックスに「フォイエルバッハ論」から説明したいと思います。

『フォイエルバッハ論』は、1888年に刊行されました。マルクスの死後5年後、エンゲルスが68歳のときの著作です。コンパクトな小冊子ですが、晩年のエンゲルスが科学的社会主義の哲学をまとめて説明した貴重な文献です。

正式名称は「ルートヴィヒ・フォイエルバッハとドイツ古典哲学の終結」といいます。フォイエルバッハは、マルクスやエンゲルスが唯物論者(観念より先に現実がある、と考える)転機を与えた偉大な哲学者です。「ドイツ古典哲学」とは、カント-フィヒテ-ヘーゲルと連なる「弁証法」的考え方、ドイツの哲学革命の系譜です。

要するにフォイエルバッハもドイツ古典哲学も科学的社会主義の哲学をマルクスやエンゲルスが仕上げるうえで重要な役割を果たしたのです。その生誕の「秘密」を述べることによって、同時に、科学的社会主義の哲学の入門書にもなっている。たいしたものです。

 「序」にはこうあります。

「われわれとヘーゲル哲学との関係について、われわれがどのようにヘーゲル哲学から始め、かつそれから離脱したかを簡略にまとまった形で説明する形で説明するすることが、ますます求められていると思われた。そして同様に、ヘーゲル以後のすべての他の哲学者にもましてフォイエルバッハがわれわれの疾風怒濤(Sturm und Drang)時代に与えた影響を完全に認めることが、なお未返済の負債としてあるように思われたのである」(47ページ)


ドイツ古典哲学の頂点たるヘーゲル哲学を吸収し、かつそれがフォイエルバッハの哲学によって震撼させられて、新たな哲学(科学的社会主義の哲学)が生まれたということです。ですから、『フォイエルバッハ論』はフォイエルバッハから始まらずに、ヘーゲルから始まるのです。マルクスとエンゲルスの思想発展の大まかな推移を私たちは読み取ることができるでしょう。
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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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