パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

Category: スポンサー広告   Tags: ---

Response: --  

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: 体験的・古典の修行   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

空想から科学へ(1) 体験的・古典の修行

●この本は2つの名前を持っている

『空想から科学へ』は科学的社会主義の全体像をつかむうえで、うってつけです。なにしろ、マルクスが、この本(フランス語版)の序文で「科学的社会主義への入門書」「よき手引き」と太鼓判を押したぐらいです(残念ながら大月フォー・ビギナーズ版には収録されていません。新日本出版社の古典選書版では9ページ)。

この本は最初、1880年にフランスでパンフレットとして出版され、タイトルはSocialisme utopique et Sociakisme scientifique(空想的社会主義と科学的社会主義)でした。1892年の英語版もほぼ同じ(Socialism: Utopian and Scientific)。1883年に出版されたドイツ語版は、「空想から科学への社会主義への発展」(Die Entwicklung des Sozialismus von der Utopie zur Wissenschaft)というタイトルです。邦訳は「社会主義への発展」が省略され、「空想から科学へ」(大内兵衛訳だけが「空想より科学へ」)となりました。

ボクは「空想から科学へ」という簡潔で余韻のあるタイトルが好きです。「空想的社会主義と科学的社会主義」あるいは「社会主義 空想的なものと科学的なもの」ではなんか味気ないでしょう。
 
●ユートピアは「空想」なの?

ただし、日本語の持つ「空想」「科学」という言葉のもつイメージと原語及びその内容とぴったり合っているか、というとそうでもない。新明解国語辞典には「空想」…現実からかけ離れている(実行することができない)ことを想像すること」とあります。そこから「ダメ」な社会主義から「いい」社会主義への発展が書いてあるんだなんて早合点してしまう。「ダメな社会主義」なら、切って捨ててしまうしかありません。そこから「学ぶものは何もない」ということになってしまいます。

 「空想」と訳されているのは、ウトピー utopie(仏)、ウトピアUtopia(独)で、トマス・モア(Thomas More,1478-1535)の著作『ユートピア』(邦訳は岩波文庫、中公文庫などあり)に由来しています。モアは、英国の法律家・政治家でありヒューマニスト(人文主義者)です。『痴愚神礼讃』(岩波文庫、中央公論社、世界の名著、など)を書いたエラスムスとも親交がありました。
Comments

07 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

アクセスカウンター
本を買うなら
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Archive

RSS

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。