パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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ボクの脳みそは古本でできている

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今日、近所の古本屋に行ったら、100円ワゴンに、戸坂潤『科学的精神の探究』があり、ありがたく買い求めた。実は同じ本を33年前にやはり100円ワゴンで買ったのだ。

写真右が33年前に買ったもの。ペーパーバックだから背が壊れ、裏表紙は半分切れている。

戸坂潤は戦前の唯物論哲学者で、唯物論研究会のリーダー。1945年8月9日、45歳の若さで長野刑務所の独房で栄養失調のため獄死した。

1冊目を買ったときは高校生だったので、かなり難しかった。資本主義は英語でキャピタリズムっていうんだ、ということだけが記憶に残っている。

いまパラパラと見てみると「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」のなかにそれは出てくる。

「さて公式主義呼ばわり主義者にとって、なぜ、公式というものがそんなに恐ろしいか。公式というのはもちろん科学公式のことだ。社交の公式や服装の公式のことではない。だから公式をいったん容認すれば、その背後につめかけている膨大な科学(自然科学ばかりでなく社会科学もである)の大群を客として迎えねばならぬ。科学は組織をもっている。恐るべきはこの組織なのだ。この組織はまるでソヴェート制度みたいなものだ。文化帝国の文学主義というキャピタリズムにとって、本能的に恐れを催させるものだ」(155頁)

キャピタリズムのところに鉛筆で資本主義と書き込んである。きっと辞書を引いたんだねえ。

これが縁で、主著『日本イデオロギー論』や戸坂潤全集を大学生の頃に読むようになって、その後もときどき読んでいる。

 ふと気づいたのだが、ボクの人生の転機をつくった本、繰り返し読んでいる本のかなりの部分が古本なのだ。芝田進午『人間性と人格の理論』、中村政則『労働者と農民』は神田の古書店で買い求めた。服部之総著作集もそうだなあ。

ボクの脳みそは古本でできているのである。



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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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