パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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⑤労働時間 キーワードで学ぶ労働組合

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●長時間労働は労働者が悪い?

「サービス残業」という名の残業代の不払い。

労働組合などの追求で是正されたものだけで、851億円(01年~05年の累計)。しかし、これはあくまで氷山の一角にすぎません。

この是正措置に不満なので、大企業の代表、経団連は2005年に事務系労働者に対する労働時間規制を適用免除させることを提言。厚生労働省に「残業代ゼロ法」(いわゆるホワイトカラー・エグゼンプションwhite collar exemption)をつくらせようとしました。労働者の反対にあって、今のところ静かですが、頃を見て再び登場することでしょう。

政府の規制改革会議の使用者側委員だった奥谷禮子 ザ・アール代表取締役社長はこう言い放ちました。
「だいたい経営者は過労死するまで働けなんていいませんからね。過労死を含めて、これは自己管理」(週刊東洋経済07年1月13日号)。

さあ、どうしますか。

●人間らしく働きたい

日本の労働者は慢性的な長時間労働。

総務省の調査では年間総労働時間は2220時間。過労死ラインといわれる年間3000時間を超して働いている人は男性労働者の5人に一人です。

企業は労働者を長く働かせればそれだけ儲けが増えますので、どんどん労働時間を長くします(役所は財政赤字を口実に人を減らし、それを残業で補わせようとします)。

働きすぎでケガが増え、病人が増える。死人も出る。それではたまったものではありません。だから「人間らしく働きたい」と思った労働者はたたかい始めたのです。

労働時間の短縮は労働運動の原点です。5月1日のメーデーは8時間労働を求めてたたかったアメリカの運動が起源。1886年、アメリカ全土で34万人がパレードに参加し、「働くのは八時間/休むのが八時間/あとは自由な八時間…」と8時間ソングをうたって、時短をかちとりました。

さあ「世直しのときはいま 働きすぎはごめんだぜ」(8時間ソング)。

(2007年執筆 神奈川県職労湘南支部・組合ニュース掲載)

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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