パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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2013年長崎平和宣言を読む(7)

(3)アメリカとロシアは核兵器廃絶を緊急課題とせよ

 第三段落に入ります。この段落では核兵器保有国、とりわけアメリカとロシアという核大国に対して核軍縮を求めています。

前半では、プラハで「核兵器のない世界」をめざす決意を示したオバマ大統領が今年6月にベルリンでもさらなる核軍縮に取り組むと表明したことに対して、その姿勢を支持すると述べています。と同時に、後半では、「世界には今も1万7千発以上の核弾頭が存在し、その90%以上がアメリカとロシアのもの」だと指摘し、「もっと早く、もっと大胆に核弾頭の削減に取り組」むこと、核軍縮のスピードアップをを強く要望しています。

 核弾頭はアメリカ7700発、ロシア8500発、イギリス225発、フランス300発、中国250発。インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮なども核兵器を保有しているといわれています。アメリカとロシアが保有数を半減しても、それぞれ3850発、4250発です。オバマ氏は戦略核の三分の一を減らす(=三分の二にする)ことをロシアに提案しようと考えているようですが、この提案を実現するとともにさらなる核軍縮へと進まねばなりません。

 現代の核兵器は広島、長崎に投下されたものの数百倍の威力があります。逆から言えば、現代の核兵器の数百分の一ほどの威力しかなかった広島型、長崎型でさえ、恐ろしい惨状をつくりだし、今なお多くの苦しみを生み出しているということです。もし、今日、核兵器が1発でも使われれば取り返しのつかないことになる。ですから、「もっと早く、もっと大胆に」十分の一、百分の一へという飛躍的な核軍縮が必要なのです。

 宣言は、核軍縮のスピードアップを求めるとともに、「核兵器のない社会」、核兵器の廃絶を「人間が早急に解決すべき課題」とするよう求めています。「核兵器が二度とふたたび、いかなる状況下においても、使用されないことに人類の生存がかかって」おり、「核兵器が二度とふたたび使用されないことを保証する唯一の方法は、それらを全面廃棄すること」にあると「核兵器の非人道性を訴える共同声明」が述べているとおりです。

 共同声明は「核兵器の非人道性」、「核兵器使用のもたらす壊滅的な人道的結果」について次のように述べています。

核兵器の実際の使用ならびに実験は、これらの兵器の持つ甚大かつ制御不能な破壊力、そしてその無差別性がもたらす受け入れがたい惨害を十分に示しています。核兵器爆発のもたらす影響は国境で食い止められず、よってこれは誰しもにとっての重大な懸念事項です。爆発による即死や破壊のみならず、それは社会経済的な発展を阻害し、環境を破壊し、次世代から彼らの健康、食料、水、その他不可欠な資源(vital resources)を奪うものとなります。(長崎大学核兵器廃絶研究センター訳)

もっと早く、もっと大胆に核兵器を削減し、核兵器廃絶へと進まねばなりません。

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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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