パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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2013年長崎平和宣言を読む(1)

 2013年8月9日。田上富久長崎市長が読み上げた今年の「平和宣言」は、日本の良識の結晶といってもいい内容です。「被爆国としての原点」から現在を問いただし、「早急に解決すべき課題」として、核兵器の廃絶に取り組むことを訴えています。

 宣言の段落ごとに見だしをつけると以下のようになります。段落ごとに私なりの注釈をつけてみました。

(1)忘れてはならない過去と誓い、原点
(2)日本政府は被爆国としての原点にかえるべき
(3)アメリカとロシアは核兵器廃絶を緊急課題とせよ
(4)核兵器のない世界へ 私たち一人ひとりができること
(5)東電福島原発事故の復興と高齢化する被爆者援護の充実。核兵器のない世界へ


(1)忘れてはならない過去と誓い、原点 
第一段落では、被爆の惨状を述べつつ、原爆投下を含む「過ち」を犯してきたのが、私たち「人間」であることを強調しています。「過ち」が人間のしわざであるならばこそ、その過ちを人間は正すことができるからです。しかし、それは常に正すことができるわけではない。じっさい、過ちを犯す人間は、愚かな過ちをくり返してきました。宣言は「だからこそ忘れてはならない過去の誓いを、立ち返るべき原点を、折にふれ確かめなければなりません」と強調します。

 ヴァイツゼッカー大統領(西ドイツ)の有名な演説の一節が思い浮かびました。

過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。(『荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領演説全文――一九八五年五月八日』永井清彦 訳、岩波ブックレット)。

井上ひさしさんの戯曲『闇に咲く花』(1987年.講談社)では、主人公・牛木健太郎が、戦争に協力した神社の過去を忘れようとする神主(父親)に次のように言うのです。

父さん、ついこのあいだおこったことを忘れちゃだめだ、忘れたふりをしちゃなおいけない。過去の失敗を記憶していない人間の未来は暗いよ。なぜって同じ失敗をまた繰り返すに決まっているからね。

 「過去に目を閉ざ」し、「過去の失敗を記憶していない」ことは「現在」を見えなくし、「未来を暗い」ものとする。しかし、過去の失敗を見つめることを通じて現在を問い直すことができるならば、過ちをくり返さなくてすみます。私たちは、その判断基準として「過去の誓い」「立ち返るべき原点」を持っています。

国連総会決議第1号(1946年1月)は「核兵器および大量破壊が可能なすべての兵器の廃絶」でした。平和憲法と呼ばれる日本国憲法は、その前文で「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」と誓いました。これらの原点、誓いを踏みにじってしまうのか、原点に立ち返って誓いを実現する努力をするのか、私たちはいま、分かれ道にたっています。

 →長崎平和宣言
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ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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