パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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jr.日本の歴史7巻 『国際社会と日本』

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真(まこと)へ

 中学校入学おめでとう。もう1か月がたってしまいましたね。「ジュニア日本の歴史」というシリーズの7巻目『国際社会と日本』(小学館)を君に贈ります。大門正克(おおかどまさかつ)さんという横浜国立大学の先生が書きました。父さんよりちょうど10歳年上の人です。この巻は第二次世界大戦が終わった1945年から現在までの歴史をあつかっています。1945年は父さんの父さん、つまり真のおじいちゃんが18歳、おばあちゃんが15歳のときです。おじいちゃんは亡くなりましたが、おばあちゃんはこの本に書かれている70年ちかくをすべて生きてきました。父さんは1963年生まれだから戦後の7割ぐらい。君は2000年ですね。まさに21世紀をこれから生きて行くわけです。

 大門さんは「はじめに」で「歴史はブーメランのように過去にもどることで、いまという時代を考えることができます。歴史のとびらを開くことで、いまという時代がよくみえてきます」と書いています。いま、憲法を変えようとする動きや、大臣3人が靖国神社に参拝したことに中国や韓国が抗議していることをどう考えたらいいのか。その手がかりが歴史のなかに隠されているのです。だから、書かれていることが今とどのように関わりあうのか、ということをときどき思いだしながら読んでみて下さい。

 この本の大きな特徴の一つは、それぞれの時期に「どのようなことが起きたのか」ということとともに、「人びとがどのように生きてきたのか」について詳しく書いていることです。しかも、女の人、韓国・朝鮮の人、沖縄で暮らす人など弱い立場の人たちに重点がおかれています。

 第二に、子どもたちの作文がたくさん紹介されていて、それぞれの時期の子どもが社会、自分たちのまわりに起きるさまざまな事件をどのように見、考えているかがよく分かります。

 第三は、タイトル「国際社会と日本」に表されているとおり「国際社会」とりわけアジアの国々と日本がどのようにむすびついているのかをふりかえっていることです。
 これらの特徴がどのように書かれているかは、自分自身で読んでください。

 今の日本はさまざまな問題、困難をかかえています。人びとがバラバラにされ、多くの人たちが貧しくなってゆく。平和憲法を捨てて戦争の準備が始まろうとしている。韓国や中国との関係も悪い…。八方ふさがりのようですが、父さんは「社会の足もとをみつめ」「社会をつなぎなおし」、たくさんの人たちと力をあわせてこの困難をなんとか乗りこえたいと思っています。だから父さんも歴史を学び、そこから未来を考えたい、21世紀に生まれ、生きてゆくきみとともに。
 

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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