パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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賃下げ・不安定雇用を合理化する城繁幸

 今朝のyahooのトップページを見ていたら、「局アナから始まる『終身雇用崩壊』という見出しが出ていた。

以下、その引用。

東洋経済オンライン 3月10日(日)6時0分配信

”局アナ”から始まる「終身雇用崩壊」

若年層に押し付けられる「世代間のツケ」が深刻になる一方で、「若者の未来を奪ってきた」終身雇用も崩れつつある。そんな時代を、若者はどう生き抜くべきか?  『若者を殺すのは誰か? 』の著者である、人事コンサルタントの城繁幸氏に聞いた

■ 雇用規制はすべて緩和するといい

 ──若者の存在感が薄くなってきていませんか。

 政策を決める側の視点に若者が入っておらず、また政策に対する若者の反応も鈍いので、そちらになかなか目が向けられない。一方で若者自身も前に出て自己主張することが少なく、どうしても存在感が薄い印象になる。

 ──働く場で軽んじられているからでしょうか。

 今、日本の政治システムも社会システムもカオスの状態で、これから新たな方向性がはっきりしてくるという気はする。

 ──ご自身は、ひたすら自由競争を求める立場ですね。

 ええ。たとえば雇用規制はすべて緩和するといい。正規、非正規のくくりをなくして、全員有期雇用契約にするのが理想だ。そのうえで、これからますます高齢化が進むので、基本的に消費税のような、全国民で負担する仕組みにしていく。そして、地方、地域はそれぞれ分立していくことだ。

 (略) 

  ――仕事がなければ、その移動も難しいのでは。

 そこで重要なのは、労働規制をどうするか、だ。これは多くの政党が政治課題と認識している。自民党は解雇規制の緩和をうたう。終身雇用を終わらせる後押しをしないとダメだからだ。この6年ぐらいの間に、流れとしても変わってきている。

 終身雇用を成り立たせているキーポイントは、生産性以下の賃金で満足してくれている優秀な社員がいることだった。社員の賃金カーブは結局平均値での集計。平均以上に稼いでいる人が平均値近くの賃金でも頑張っているから、その賃金水準以下の力の人を終身で雇用できた。

■ 公務員の賃金はどんどん下げていい

 今やその優秀層が転職し始め、我慢しなくなってきている。わかりやすい例がアナウンサーだ。そんな安月給ではやっていられないと、各局のエース級があっさり辞める。フリーになって収入が3倍に増えたという例もある。組織としては稼ぎ頭に辞められては困るので、賃金体系を変えねばならない。導入に緩急の差はあるが、それが産業界でも起きている。賃金制度自体を抜本的に見直さざるをえないのだ。結果として、終身雇用は今のままでは続かない。

 ──公務員についても持論をお持ちですね。

 公務員の賃金は人がいなくなるまで下げるというスタンスで、どんどん下げていい。その際、辞める人が多くて仕事が回らなくなったら、それが賃金としては適正な水準だ。そこで賃金引き下げをストップする。

 国立大学の先生は給与が下がった、研究費がなくなったととかくこぼす。だったら辞めたらいい。私学や海外の大学に本人の実力次第で売り込む。そうならないならまだ賃金を下げる余地があるということだ。
.

──終身雇用を前提とする新卒一括採用はなかなか崩れません。

 終身雇用を前提とするならば、新卒一括採用は非常に合理的なシステムだからだ。その人をほぼ40年間雇用し続けるのだから、自分たちで教育するのがいちばん効率的なので、なるべく若い人を採る。自社で教育をするので、入社選考で大学の成績表は要求しない。ただ、5年や10年で転職することを前提とするならば、企業としては外部機関で教育をしてもらったほうがよくなる。そうなれば、逆に大学教育は充実する。大学がレジャーランドといわれるのは、大学教育が終身雇用の副産物に堕しているからだ。

■ 江戸時代とのアナロジー

 ──雇用改革も一気にはいかないわけですね。

 新卒の優秀層が安定型の大組織を必ずしも目指さなくなったので、企業も変わらざるをえない。3年以内の既卒者は全員新卒扱いにするというのも、その一つ。その3年間にめちゃくちゃ面白い経験をしてきてほしいということだ。秋入学・卒業の導入も新卒一括採用を崩す。

 ──「終身雇用崩し」に不安がることはない? 

 後々には笑い話になるだろう。幕末にも社会の変化に不安がっていた人はいたはず。幕末もまさに押し詰まった段階で、旗本の「株」を買って武士階級に逃げ込もうとした人もいたという。幕府が倒れたらどうなるかという不安からだ。実際には、その後にやってきた社会は、より自由で進歩的な社会であり、開国によって日本は江戸時代とは比較にならないぐらい豊かになった。

 古いものが滅びるときは、新しいものに目を向けたほうがいい。確かに終身雇用はなくなりつつあるが、次にもっと新しくよいものが控えていると考えることだ。

 ──若者への助言としては。

 若者の身の処し方としては、今が低賃金だと嘆くより勉強して転職するのがいい。そうすればいくらでも賃金は上がる。会社は賃金を上げろ、政府は何をやっているのだと文句を言うのは、1980年代までのスタイルだ。社会システムの安定性が失われた90年以降は、それはナンセンスだ。

 実際に賃金の高い会社はいくらでもある。それに自分で努力して跳び移る。個人でできるデフレ対策は、重ねて言うが、勉強して、より賃金の高いポストに転職をすることにつきる。古い社会システムが沈みつつあるときは、それが唯一の方法だ。

 (聞き手・本誌:塚田紀史 撮影:今井康一=週刊東洋経済 2013年1月12日号 )


「イヤならよそへ行けばいい」「いくらでも賃金が上がる」。そんなことができるなら、とっくにしている。ごく一部のアナウンサーの例をあげて、それを労働者全体ができるものと不安定雇用の拡大を合理化している。転職するたびに不安定化し、賃金も下がって行くのが「ふつうの人」であるのが実態だ。終身雇用はすでの崩壊している。公務員の非正規化もどんどん進んでいる。職安の窓口にいるのはほとんど非正規労働者である。

「実際に賃金の高い会社はいくらでもある」ならぜひ紹介して貰いたいものだ。

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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