パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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「一般人」さんへの返書 その2

まず、「一般人さん」への回答は、あくまで二見伸吾個人の見解であって、日本共産党を代表するものはない、ということをお断りしておきます。私は、地域の支部の一党員であり、日本共産党を代表して見解を述べる立場にないからです。

また、他の左翼政党(一般人さんがどの党派を想定しているか分かりませんが)についてはまったく回答する資格がありません。

①どうして反日、反政府、反米、親中、親韓なのか 

日本共産党は決して「反日」ではなく、「愛国」の立場に立っている、と私は考えています。「愛国」の立場とは、よりよい日本をめざしているという意味です。よりよい日本をつくるためには、過去の誤り、特に朝鮮半島、中国、アジアに対して侵略したことへの反省が必要です。2000万人(推計)もの人をアジアで殺傷し、朝鮮人(韓国人)に対しては日本語の使用を強要したり、重慶(中国)への無差別爆撃、南京大虐殺などについて、真摯に反省することが不可欠です。過去の誤りに目をふさぐ者は、同じ過ちを繰り返すというのが歴史の教訓だと考えています。

 「反政府・反米」なのはその通りです。ただし、「反米」というのはアメリカ人を敵視しているということではなく、日本の「国土や軍事などの重要な部分をアメリカに握られた事実上の従属国」にされており、その根拠になっているのが「日米安全保障条約」という名の危険な条約です。

 オスプレイ配備をおしつけられたり、世界一危険と言われている「普天間基地」(日本の法律では、空港としての要件を満たしていない)のも、日米安全保障条約と日米同盟によるものです(詳しくは拙著『ジョーカー・安保』かもがわブックレット、をお読みいただけると幸いです)。

 「反政府」なのは、歴代自民党政権も民主党政権も、基本的にアメリカいいなり、財界・大企業本位の政治をしているからです。

中国との関係は複雑な歴史を持っています。中国からは、毛沢東時代に、「日中両国人民の4つの敵」の一つにされ(あとの3つはソ連共産党・佐藤内閣・アメリカ帝国主義)、日本も暴力革命をすべきだと干渉を受けました。日本共産党の幹部・赤旗特派員が北京空港で集団暴行を受けるということもありました。
 
 日本共産党は中国の主張がいかに誤りであるかについて、「極左日和見(ひよりみ)主義の中傷と挑発」という論文を発表(1967年4月29日)し、暴力革命がいかに日本の実情にあわないかを全面的に論破したものです。

 その後、長い断絶がつづきましたが、中国側が「文化大革命」以来の干渉を認め、『真剣な総括と是正」の態度を誠実に示し、1998年に日中共産党の関係が正常化(普通の関係)しました。
 韓国とは、独裁政権時代が長く続きましたし、特別、「親韓国」ということはないと思うのですが…。

②日本共産党の本質(目的)は社会制度を変える革命遂行(すいこう)にある。

これは、その通りです。
 日本共産党の綱領にも
「現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破――日本の真の独立の確保と政治・経済・社会の民主主義的な改革の実現を内容とする民主主義革命である。

それらは、資本主義の枠内で可能な民主的改革であるが、日本の独占資本主義と対米従属の体制を代表する勢力から、日本国民の利益を代表する勢力の手に国の権力を移すことによってこそ、その本格的な実現に進むことができる。この民主的改革を達成することは、当面する国民的な苦難を解決し、国民大多数の根本的な利益にこたえる独立・民主・平和の日本に道を開くものである」(日本共産党綱領第4章)とあり、その具体的な内容も引用した文章のあとに書かれています(綱領は日本共産党のホームページなどで読むことができます)

 ③「九条の会」などの市民グループと日本共産党やその他の左派政党の関係者が多くいると思います。

私は広島で「九条の会」ネットワークの事務局の一員をしています。
 日本共産党は、「九条の会」の一翼を担うという立場です。ただし、「一般人」さんが想像されているほど「多く」はない、というのが私の実感です。

                                      (つづく)
Comments
No title 
続いてないぞー
ご丁寧にどーも 
ご丁寧にお返事ありがとうございます。
返事を頂けるとは思わず、驚きました。
私と日本共産党との一番大きな相違、それは明治維新から満州事変に至る経緯をどのように理解するかの違いだと思います。
赤旗によると日本共産党の侵略戦争の歴史認識は満州事変から始まっています。
どのような経緯で満州事変に至るのかが書かれていません。確かに満州事変から書けば誰でも侵略戦争だと考えてしまうでしょう。しかし当時の欧米列強、ロシア、清国、朝鮮の状況を学べば日本政府や関東軍などの軍部考えに、ある程度の理解は示せるはずです。
私も日本が少しも悪くなかったとは言いません。しかし、一方的に日本だけが悪かったわけでもないはずです。戦争のあったシナ大陸の人々が侵略だと非難する気持ちはわかります。実際に物理的に被害にあったからです。しかし、日本人が自ら侵略したと言うのは間違いです。なぜならそれは当時のほとんどの日本人が考えていた、日本を欧米列強の植民地化から守ろうとして戦った先祖を冒涜することになるからです。
日本が侵略するために戦争を始めたと考える前に。当時の朝鮮、シナ大陸、ロシア、欧米列強がどんな状態で、どんな考え方だったかを理解してから当時の日本の立場に立てばどうすべきだったかを考えて頂きたいのです。
この明治維新から始まる、日本近代史の重要な部分の認識不足が日本侵略説のもとになっていると思います。これが、返事に書かれている『朝鮮半島、中国、アジアに対して侵略したことへの反省が必要です。2000万人(推計)もの人をアジアで殺傷し、朝鮮人(韓国人)に対しては日本語の使用を強要したり、重慶(中国)への無差別爆撃、南京大虐殺』
につながっているのです。
 日本が侵略のために大陸に軍隊を派遣し、満州事変を起こしたと考えることが、これらの日本共産党らしい日本だけが悪かったとの誇張の歴史認識になるのです。
 もっとも、私は日本共産党はこのことを知っていてわざと、侵略戦争だと日本を貶め、日本の力を弱めようとしていると考えています。こういう中国や北朝鮮、旧ソ連のような卑怯なところが嫌いなのです。自分たちが信じる社会制度なら歴史を歪めてまで日本を貶めるなど、卑怯な手を使わず堂々とメリットを主張し賛同を得ればいいではないですか。

 追伸 民主主義革命で社会主義、共産主義社会を作るのですね?
No title 
その3への返事に書いたことと同じです。そちらからは思ったことはお送りいただいて結構ですが、まず最初のものに「答え」(になっているか自信はありませんが)てから、さらに追補していきたい思います。

 今後ともよろしくおねがいします。


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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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