パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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売れてます 『軍都廣島 「廣島」と「ヒロシマ」を考える』

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広島県労働者学習協議会・一粒の麦社が今年7月に刊行した清水章宏・橋本和正著『軍都廣島 「廣島」と「ヒロシマ」を考える』がいま,売れています。

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 8月13日付の中国新聞に紹介記事が載ると,労学協事務所の電話がひっきりなし。土曜なので平野事務局長の携帯にバンバン転送され,どうにもならないので,急遽,藤井ボランティア事務局員が事務所にいき,応対しました。

 この日だけで20冊の注文があったそうです。今日,17日もたまたま雨宿りに寄ったら,書店から追加注文がきたり,個人からの問い合わせがあったりと忙しそう。

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(注文の電話をとる藤井さんと平野事務局長A)

 現在,広島市内の紙屋町センター街の紀伊国屋書店,広島駅前福屋エールエール館ジュンク堂,MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店で取り扱っています。

 もちろん広島県労学協でも売っています。定価700円(税込み)

著者は,清水章宏さんと橋本和正さん。

清水さんは平和と沖縄をこよなく愛する「軍事オタク」。平和のためには戦争についてよく知らなければならないと考えているからです。彼が読んできたたくさんの文献と,歩いて見て集めた資料をもとに「軍都廣島」の実態に迫っています。

 「ふりかけは広島が発祥の地だった」など,うんちく(トリビア?)もすごい。

加害の出撃拠点であった「軍都廣島」。第二次大戦でもっとも激しい被害を受け,戦後,平和の象徴になった街,「ヒロシマ」。

この両者をどのように結びつけ,真の平和を創りだすのか。


 「軍都としての廣島を目標にしたわけではなく,原子爆弾の威力,効果,影響を調べるうえで条件が整っている都市として広島が目標に選ばれたのです」(68ページ)という指摘はとりわけ重要です。

橋本和正さんは,林博史さんの『裁かれた戦争犯罪』(岩波書店)を読み,そこに叔父が実名入りで出ていることにショックをうけ,「事実をきちんと受け止めなければ」と叔父が広島第五師団歩兵第11連隊第7中隊第一小隊長としてマレーシア,シンガポールへゆき住民虐殺にかかわった経緯を調べました。

叔父さんはB・C級戦犯に問われ,29歳で死刑に。

橋本さんはいいます。

「叔父を含め『戦争犯罪者』の一人とする考えがあります。戦争犯罪を『命令されたもの』として,免罪する向きもあります。わたしも戦犯処刑者を肉親にもつ一人として理解できないではありません。……しかし,…事実に向き合って生きたいと思います。英語で『責任』にあたる言葉は,responsibilityです。この言葉はresponse=応答とか,反応を語源としているそうです。それならば,私は戦争の被害にあった多くのアジア人の人々の声にresponse(応答)していきたいと思います」(106ページ)

戦争と平和を考えるすべての人に読んで欲しい。

 
 

 

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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