パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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私もかくありたい 吉岡吉典さんの最期

話は6月4日の東京へ戻る。

 うたごえの事務局長 Qさんから聞いた話を書こう。

元参議院議員、吉岡吉典(よしおかよしのり)さんの最期である。吉岡さんは3月1日、韓国で客死。新聞報道でみて驚いた。

しばらくして、吉岡さんが「韓国3.1独立運動90周年記念 歴史認識共有と平和のためのシンポジウムと文化交流の旅」の日本側の講演者として韓国に行き、そこでなくなったのだと分かった。

 この旅は、日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会と日本のうたごえ全国協議会の共催。
そう、Qさんは主催者だったのだ。

吉岡吉典さん
                 (吉典さん最後の講演 Qさん提供)

Qさんにコピーしてもらった講演の音声データを聞くと、いつものように、ちょっと山陰なまりで、しかし、しっかりした声で講演している。とても亡くなる当日のものとは思えない。

 講演をおえ、文化交流を楽しみ、そして交流会の席で倒れ、そのまま亡くなったのだという(死因は心筋梗塞 80歳)。

 Qさんは「うたごえ新聞」に次のように書いている。

 「日本国民が3・1独立運動のような誇るべき記念日をもっていないことが残念でならない。過去の侵略戦争や植民地支配を合理化する限り、日本には光がない。(日本)国民が朝鮮半島の運動からもっと学ぶそんな日本にしたいのです」
 シンポジウムの日本側講演者の元参議院議員吉岡吉典さんの〝最後の言葉〟が、大きな宿題をもらったように心に残る。吉岡さんはこの後の文化交流を心から楽しみ、「うたはいいなあ」と感想を述べ、夜の交流会の席で倒れ、帰らぬ人となった。(3月23日付)


 講演の途中で倒れるといろんな人に迷惑をかけるが、吉岡さんは講演をきっちり済ませ、文化交流を楽しみ、交流会で倒れ、そのまま…。僕もかくありたい。

 講演をするものにとって最高の最期だよね。落語家が「高座で死にたい」、役者が「舞台で…」っていうのと一緒。家族には、ちと迷惑かもしれんが…。

 吉岡さんは、浅井基文さん、畑田重夫さんとともに僕にとって安保問題の師匠である。

PA0_0006.jpg
 写真左の『「日米同盟」と日本国憲法』(2004年、下町人間総合研究所)は、吉典さんの安保研究の集大成。
 「世界の中の日米同盟」とはなにかを、第一に、戦争違法化の歩みとそれを反映した憲法の歴史をふまえてその意味を明らかにすることによって世界史発展の方向がどこにあるかをさぐりたいということ、第二に、日本の今日の動向を世界の中でとらえることによって明らかにしようと努力したのが本書の目的である。 「はしがき」より

普通の書店やアマゾンなんかでは手に入りにくいようだが、興味のある方は

 110-0011東京都台東区三ノ輪1-26-9 下町人間総合研究所
 電話03-3876-4779 ファックス03-5824-0541

までご連絡を。

  右の本は、ボクが学生時代に一生懸命読んだもの。『レーガン政権下の日米軍事同盟』(1983年、新日本出版社)。先輩から『日米安保体制論』(1978年新日本出版社)とともに、アメリカへの従属問題、安保条約について理解する上で必読文献だと薦められた。

 そんな吉典さんと、シンポジウムでご一緒させてもらう機会があった。2006年の日本平和大会が広島と岩国であって、12月9日「世界の中の日米同盟か、世界の中の憲法9条か-いま、世界の中で日本の進路を考える」のシンポジストを吉典さんとともにつとめたのだ。もう一人のシンポジストは広島修道大学の新谷幸一先生。

 私は、「憲法9条の世界史的意義」、吉典さんは「アメリカの世界戦略と米軍再編」について報告した。そのときの私のレジュメはこれ→憲法9条の世界史的意義2006

 人柄は温かく、分析は鋭く。そんな吉典さんに少しでも近づけるよう努力したい。



  
Comments
本当に残念でした 
こんにちは。
吉岡さんがなくなられたことは、大変残念です。
あの戦争についての正確な状況は、ピカイチの論者でしたから…
「総点検 日本の戦争はなんだったか」(07 新日本出版社)は、私が戦争を論じる際には何度も紐解きます。
残念ながら、直接お話を聞く機会などはアリマセンでした。
一世代若い「活動家」としては、まだまだ学ぶべきことを持った人が亡くなっていくことはあまりにも惜しいと思っています。

「いろはにこんぺいとう」とりあえず二人は読者になりました。
弁護士さんと、愛知大学のセンセーの奥さんです。
さらに広げますね
吉典さん 
ひろむりんさん コメントありがとう。
それと「こんぺいとう」の普及にもチカラを課していただき感謝、感謝です。

 この間、師匠と慕う人がつぎつぎ亡くなって私も哀しい限りです。しかし、本を読めば、そこから声が聞こえてきます。
 そして、あとは引きつぐ私たちががんばらねばと思うのです。もっともっと勉強しなくちゃとね。
誤字恥ずかし 
チカラを「貸していただき」に訂正。

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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