パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

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「今どきの若者は…」というのをやめよう

今日はもう7日(日)であるのだが、2日のことが書き終わらない(@_@)
3日、4日にもいろいろあってそっちのことも早く書きたい(^_^)v
九条の会講演会の全容はおそらく岩波のブックレットかなにかで出されるので、
とくに印象的だった澤地久枝さんのお話だけ紹介することにしよう。

澤地久枝(カラー)
                (イラスト むろぱっち)

いつものように、絣のすてきな着物で登場。

「広くて深い加藤さん。今日は一冊の本を紹介したい。『ある晴れた日に』、昭和25年(1950年)3月、月曜書房から出版され、渡辺一夫さんが序文を書き、装丁もされています」

 日本の古本屋のサイトで見ると1冊だけあって、なんと3万9900円の値段がついている。渡辺一夫は、六隅許六という名前で装丁の仕事をしているらしい。帯は野間宏が書いているとも、そのページはあった。 

 「この本が出版されたとき私は19歳の娘でした。加藤さんが亡くなられて、もう一度読んでみました。ある晴れた日に戦争が始まり、ある晴れた日に戦争が終わった…。東京とおそらく軽井沢を舞台にしたこの本を最初に読んだとき、私には縁がないと思いました。朝鮮戦争が始まろうとしているときに出版されたこの小説の値うちが私には分からなかったのです。それが60年前の澤地久枝です。
 
 いま、私たちの運動は若い人たちを増やそうとしています。しかし、どうやら、若い人たちが求めているものと私たちが渡そうとしているものがちがうようです。

 そこに橋を架けることが大切で、それがここにいるみなさんの役割。

 加藤さんは下関で若者たちと話し合い、早稲田で大学生たちの前で講演しました。
 そこで加藤さんは老人と学生の連合を呼びかけた。

 みなさん、いまどきの若者はダメだというのをやめようではありませんか。
 
 人間は絶望することがない。若い感性は揺さぶればきっと変わると思うのです。

 ペシャワール会のニュースが届きました。水路をつくり、いまではみどりの小麦が波打っている。
あんな絶望的な状況を変えたのです。かかった16億円のお金はすべて会費と寄付でまかなっている。
 誇りにしていい。

 九条の会のことは、赤旗以外は一行も書かない。これは犯罪行為。

 しかし、地方に行くと私はいつも希望をもらって帰ってきます。東京が一番温度が低い。

 5兆円もの予算を持ち、いまや日本は世界有数の軍事大国になっています。
 経済界は、自分たちの儲けのために軍事力を使わせたいのです。

 今日6月2日は、小田実さんの誕生日で生きていれば77歳。小田さんが亡くなって、そして加藤さんが…。しかし、引き算でなく足し算で考えたい。
 志を受けつぐ。それは一点に絞れば九条。二人の思いを生かす。

 私たちは嫌なことはいやだとはっきり言わなければダメ。

 今度の衆議院選挙ではなんとしても与野党逆転を。
 みなさん。今度の選挙で勝ちましょう。

 うなだれていてはダメです。この国も捨てたものではない。

 『ある晴れた日に』はしかるべきところから文庫化してほしい。」

 以上が、私のメモにもとづく澤地さんの話の概要です。
 
加藤さんは『憲法9条新鮮感覚』(花伝社)のなかで次のように書いています。
「学生運動だけで国の方向は決まらない。老人の意見だけで社会の構造は変わらない。もし学生と老人が連合すれば、そこにこそ日本国の未来への希望が湧き出すだろう](10ページ)
 
 澤地さんはそのために、若者への否定的な見方・言辞と別れを告げようといっているのです。

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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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