パンとともにバラを

----人間らしく生きるために必要なのは、「パン」に象徴される物質的な豊かさと「バラ」に象徴されるゆとりと文化。------  この生きづらい社会を少しでもよくするためにみんなで考えたい。

 

Category: 進路自殺事件   Tags: ---

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子どもと先生がきちんと話し合える学校を

2016年3月26日、府中町で街頭演説デビュー。府中町でおきた中学生の自殺について語りました。

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ご町内のみなさん

日本共産党府中町政策委員長をやっています、宮の町2丁目に住んでいる二見伸吾と申します。この場をお借りしてお話をさせていただきます。

昨年12月、府中町立緑が丘中学校で、誤った万引き記録で高校の推薦を受けられず3年生が自殺しました。私にも、この春高校に進学する息子がいます。もし、自分の子どもの身に同じようなことがあったらと思うと胸が張り裂けそうです。この生徒さんはなぜ死を選んだのでしょう。どうして防ぐことができなかったんでしょうか?

府中町教育委員会は、第三者委員会を設置し、今月31日に第1回目の会合を開きます。委員には広島大学の先生や臨床心理士、弁護士など5人がなり、今回の問題の背景と原因を究明し、問題解決のために何が必要なのかなどを協議する方針だそうです。ぜひ問題解決の道筋を示してほしいと思います。

ご通行中のみなさん

この事件がなぜ起きたのか、まだ分からない点も多いのですが、さしあたり事件の背景として2つの問題をあげることができます。一つは、高校受験制度の問題。もう一つは先生がとても忙しくなって生徒と十分向き合う時間がないこと。

まず、高校受験制度の問題です。受験のしくみは複雑になり、しかも推薦入試の占める割合が高くなっている。公立高校にも私立高校にも一般入試と推薦入試があり、推薦のなかみもさまざまです。ぜんたいとして推薦入試の比重が高くなっていて、中学校から推薦してもらえるかどうかが、子どもや親にとって大問題。推薦がなければ行きたい学校に行けない。こういう入試のあり方が本当にいいのか、よく検討する必要があります。

もう一つは、学校の先生が忙しくて子どもたちと向き合う時間が少ないという問題です。先生はパソコンに向かってばかり。先生自身が仕事全体の2~3割しか授業のために使えないと嘆いています。もう10年以上前なんですが、ある先生がネットに書いている。学校の仕事は文書作りと雑務だらけだと。

年間指導計画、学級経営案、授業計画、資料やミニテスト、ワークシートなどを用意する。ノートの点検、生活ノートや日記のまるつけや保護者欄への返信、各種テストの作成・採点・記録・成績処理・結果の通知・学年通信でのコメント作成、各種集金にまつわる記録・会計報告・未払い生徒への督促・訪問集金。クラブや部活動の顧問なら、指導計画、遠征のための事前連絡、保護者への各種通知文の作成・印刷、大会運営のための会議、指導者講習会への参加や主催.細かいところで、備品の予算請求、実際の購入手続き、備品の管理、備品台帳の整理、廃棄処分の手続き。などなど。

「膨大な事務作業」の合間を縫って,本来の仕事である「生徒とのふれあい」「授業研究と授業実践」「生徒指導」を不充分と知りながら行うしかない、というんですね。

今年発表された、連合総合生活開発研究所の調査は先生たちの置かれている実態について次のように伝えています。中学校の先生が学校にいる時間は平均でなんと12時間15分で、家に持ち帰っての仕事が1時間6分。合わせて13時間にもなるのです。読書時間は平均でわずか13分です。ゼロの人がほとんどということでしょう。小学校の先生もあまり変わらない。それだけ長く働いているうえに、いま申しましたように雑務に追いまくられているのです。

今回の事件、先生が「こういう記録があるけどどうなの?」と生徒とじっくり話していれば起きなかったんじゃないでしょうか。あるいは、当時のことを知っている先生に事情を聞けば、これもまた自殺することにはならなかったでしょう。

府中町のみなさん

こういう忙しくて生徒に向き合うことのできない状況を変える。先生を増やす。先生一人当たりの持ち仕事を減らす。意味のない研修や文書提出はやめる。こういうことが必要なんじゃないでしょうか。

これは府中町だけの問題ではない。日本全国どこでも起こってもおかしくない問題なのです。

日本共産党は、先生の多忙化の問題をいまこそなくしていくべきだと考えています。

亡くなった生徒は「先生に言っても分かってくれない」と言ったそうです。生徒と先生、そして親がきちんと向き合い話し合うことのできる学校に変えることが必要です。風通しのいい、何でもいえる関係を学校のなかにつくりだすこと。そのための条件整備をするのが政治の仕事、大人たちの仕事です。今回の不幸な事件、痛ましい事件、15歳の未来ある生徒が自らいのちを絶ったこの事件を教訓にして、再びこのようなことが起きないようにしなければなりません。

日本共産党は、二度とこのようなことが起きないよう、全力をあげて取り組む決意です。

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→教員に教育者としての誇りと喜びを
今を生きる子どもたちの成長を支える学校をつくるために
2004年6月17日 日本共産党政策委員会文教委員会


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プロフィール

ふたみ伸吾

Author:ふたみ伸吾
二見伸吾
府中町議会議員(日本共産党)
広島県労働者学習協議会 講師
広島県九条の会ネットワーク 事務局員

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